東海大学がん看護・緩和ケア研究会とは

クローバー

2012年5月に東海大学大学院で「がん看護学」の講座がスタートしたのをきっかけに、先にスタートしていた東海大学家族看護研究会に倣い、事例検討・がん看護勉強会の形式で始まったものです。
公開型研究会である『がん看護/家族看護事例検討会』を家族看護と交互に、原則毎月第4土曜日に行っています。
ここでは事例分析を通して、がん看護・緩和ケアのアセスメント力や支援計画力の向上を図るとともに、がん看護に関する多様な理論を実践に活用し、日本の現状に適したがん看護・緩和ケアの探究を目的としています。

研究会の活動方針

研究会のねらいは、がん看護の実践力をつけることです。
そのため毎月の研究会では、@先回事例の理論に基づく分析結果の解説 A新しい事例の紹介と理論に基づくアセスメント B理論に基づく支援方針の検討 C成果・アウトカムの評価と予測 D事例の分析および討議内容を明文化しメンバーで共有する、の一連の流れで行っています。
なお、検討分析内容は、がん看護に関する雑誌に掲載していけるよう準備中です。

研究会の性格は家族看護研究会と同様、雰囲気として「めだかの学校」を標榜していて、メンバー同士の「自由さ、気ままさ」が特徴です。実際に会則も会費等もなく(研究会当日のお茶代として200円、懐具合で免除あり…)、出入り自由です。メンバーに加わりたいと感じた人達が、ポスターやホームページで発信されている研究会活動内容を見て気楽に参加してくださることを願っています。
なお事例検討は、がん看護に関する多様なモデルを用いた分析手法をとっています(Moosの身体的疾患の危機モデルなど事例に応じて変更)。本研究会は、繰り返し事例分析をトレーニングすることで、がん看護を多様な見方で探求する力をつける「道場」と位置づけています。